耐震・制震

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地震から大切な家族と家を守るために、耐震性の高い材料や工法、地震の揺れを吸収する装置をおすすめしています。

耐震:GHハイブリッド制震工法

当社では、耐震性を高めるため、外壁下地材に耐力面材「ダイライトMS」を全面に 施工しています。
これにより壁倍率も上がり、筋交いを減らすことができ、地震や台風などの水平にかかる力にも強くなります。
また、どんなに建物が丈夫に造られていても、地盤がしっかりしていなくてはまさに「砂上の楼閣」となってしまいます。建物の大事な基礎は、耐圧防湿基礎で、スラブ面の鉄筋は、二重に配筋されています。

地盤調査

基礎施工前には地盤調査を行い(スウェーデン・サウンディング方式)、地耐力に劣る場合は、現場コンクリート杭などの地盤改良工事を 行います。

基礎配筋

基礎は布(立ち上がり部分)と床(スラブ面)を一体とする耐圧防湿基礎です。耐震性を高めるため、スラブ面の鉄筋は二重に配筋されています。

ダイライト施工

外壁面にダイライトを施工。
全面に外壁下地としてダイライトを施工していきます。


制震:GHハイブリッド制震工法

地震が多い日本で気になるのは、建物の強度。
「GHハイブリッド制震工法」は、地震エネルギーを吸収することで地震の揺れを抑える方法です。阪神・淡路大震災クラスの建物の揺れを大幅に抑える効果があり、高層ビルなどで使用されてきました。
その技術を、戸建て住宅に適用。木造住宅でも簡単に施工可能です。しかも他の工法と比較してもローコストで、メンテナンスも不要です。新築はもちろん、リフォームでも設置できます。

振動吸収装置(オイルダンパ)「減震くん」

地震によって左右に動こうとする運動エネルギーを熱エネルギーに変換して揺れを吸収します。

実際に外壁に取り付けた例

階段下のスペースに取り付けた例


【レポート】耐震補強・制震工事

先日、GHハイブリッド制震工法による耐震補強工事を行いました。築30年を過ぎた木造2階建てのお家で、お施主様は私どもで以前からリフォームの仕事をさせていただいているリピーターの方です。
まず、耐震診断・解析を行い、筋交いによる補強箇所と制震装置(減震くん)を設置する箇所を決め、施工しました。既存の壁内部などに設置する場合は、いったん壁を剥がし、取付施工、再度の仕上げを行いました。また、今回は、基礎の補強と柱の引き抜き防止のため木造繊維シート補強を併せて採用いたしました。

GHハイブリッド制震工法とは

地震エネルギーを吸収することで地震の揺れを抑える方法です。
阪神・淡路大震災クラスの建物の揺れを大幅に抑える効果があり、高層ビルなどで使用されてきました。その技術を、戸建て住宅に適用。木造住宅でも簡単に施工可能です。しかも他の工法と比較してもローコストで、メンテナンスも不要です。
新築はもちろん、リフォームでも設置できます。振動吸収装置(オイルダンパ)「減震くん」が、地震によって左右に動こうとする運動エネルギーを熱エネルギーに変換して揺れを吸収します。オイルダンパは、繰り返し動作いたしますので、余震にも効果を発揮します。また、リフォーム用に外壁設置型もあり、この場合は、室内での工事は全くありません。今回も1箇所外壁に設置しました。

木造繊維シート補強とは

接合部にポリエステルベルトを接着剤で貼り付けることで耐力を向上させる耐震補強です。アンカー等を基礎に削孔する必要がないため、無筋の基礎でも施工による割れなどの心配がありません。

写真は、雨戸の戸袋を外し、制震装置(減震くん)を設置したところです。白く見える帯状のものがSRFで、両サイドの柱と土台・基礎部分を接合しています。基礎周りにもSRFを巻き付けて補強し、左官で仕上げました。

お住まいされながらの工事でしたので、お施主様にもご迷惑をおかけしましたが、きれいに収めることができました。ありがとうございました。(2008年3月)